1996年03月30日

京急を支える人々

English Page
3年ぶりの大雪にポイントの点検を行う保線員 生麦駅にて作業

鉄道の紹介と言うと、ほとんどが実質「車両の紹介」になってしまい、 システムとしての鉄道全体を取り上げることはまず無いのが現状。 車両だけでは鉄道たり得ず、もちろんそれらを動かす人々、ダイヤをひく人、 設備の保守を行う人達から利用する乗客まで全て揃ってはじめて 「鉄道」たりえると私は考えている。


川崎駅にて 女性職員  京急は多くの女性職員を採用している。最近では女性の改札掛、案内役をよく見かけるようになった。 1996年7月30日から関東大手民鉄初の女性車掌が2名乗務についている。 現在は日中の快速特急・特急に乗務している。ここ最近、京急を利用されたかたは、あるいは彼女達のアナウンスや車内サーヴィスに出会われたかたもいらっしゃることだろう。

はさみで切符をさばいていく  京急の車掌はかつてドア扱いをしていなかった。文字どおりの専務車掌で、普通列車でもその サービスぶりは抜群だったという。現在でも、運転車掌とはべつに2人組みの専務車掌が乗って 乗越し切符の発売や案内を行っている。また、快速特急のように長時間停車しない列車の場合には 運転車掌が車内を回ることもある。
 発売する切符は昔ながらの縦長で地図が印刷されている切符にはさみで穴を開けていくもの。 現在でもこのはさみさばきといい、車内の案内に回る様子といい、 かつての伝統を受け継いでいるといえよう。

新町車庫にて、1000形の戸袋の内側を掃除  京急の戸袋窓はいつも綺麗に磨かれていて、気持ちが良い。その他鉄道の中には、戸袋窓の内側は磨かないところも有り、全く外が見えないほど汚れている車両が走っている鉄道もある。
 車庫では掃除のおばさんがこうして一つ一つ戸袋窓を開けて内側も綺麗に磨いている。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://saiquet.sakura.ne.jp/8869/mt-tkereb.cgi/48